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ネット以降、書く力がますます求められている。もしあなたが、自分を含めたなにかを売りたいなら、まずは書く力をつけるべき。

今までの自分を変えたい。もっと自分を全面に出しインフルエンサーになりたい。そのために自分をブランディングしたいんです、コンサルティングをお願いしますと仕事を依頼してくださっているクライアントさんがいます。

その方に、自分の内面を掘るためにも、そしてブランディングのためのアウトプット能力強化のために、まずは書く力をつけましょうとして、ブログを書いてもらっています。

書くって大変なんです。でも書くのが大変っていうのは、書かないとわからないのです。もちろん、大変だろうなという予測は書く前から立ちます。ところが、実際やると、想像以上の大変さに、こてんぱんにやられます。そのクライアントさんも日々の課題に「もう無理だ」と切れまくっています。
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それでも私は手を緩めません。日々送ってくる文章に徹底的にてこいれます「この文章、他の人が読むメリットありますか」とか「ええかっこしすぎですね、自分を美しくみせようとしすぎです」とか「主語と述語が離れすぎていてわかりづらいですね」とか、やってます。

ネット上のやりとりなので事なきをえていますが、対面でこれをやったら、この野郎と殴られているかもしれません、それほど追い込んでいます。

添削方法はこうです。まずクライアントさんにブログの記事を書いてもらいます。写真があったほうがいいのでイメージにあう写真を添付してもらいます。それを一部の人だけ見られる形でブログにアップし、本人に客観的にみてもらいます。

そして、今度は私が書きます。クライアントさんが書きたかったこと、伝えたかったを読み取り、感じ取り、私だったらこのように書くよとやります。今回、そのやりとりを、是非公開してください。他の人にもみてもらいたいと言うお声をクライアントさんにいただいたので公開します。

クライアントさんは今までほとんど書いていません。今回の記事は10記事目です。いっぽう、私は、質はともかくとして量は圧倒的に書いてきています。400字詰原稿用紙で18000枚です。これだけ書けば、内容はおいといて、読みやすい文章にはなります。

好みはあるのでどっちがどうってことはないのですが、違いを感じていただければと思います。まずはクライアントさんの記事です。

『夏休みの前日』

小学生の夏休みの前日に担任の先生が「夏休みの宿題するためにも道具セットはみんな持って帰りましょうね」って笑顔で言うけど、あまりの大きさと量にみんなで半泣きになりながら途中の田んぼに捨てたい気持ちを抑えて下校したことをふと思い出して調べてみた。

一番ややこしいのは画板(横57.5㎝×縦44㎝)
書道セット(横32.3㎝×縦22.3㎝、この中にすずりと文ちん)
絵の具セットと筆洗い用バケツ(直径15.5㎝×高さ11.5㎝)

この筆洗い用バケツ、書道セットの持ち手が短いためまず先に腕に通すしかなく融通のきかないプラスチックが歩くたびに腕にガンガンあたる

そして最後に反対側の手には小学生定番の朝顔の鉢植え(直径15〜18㎝、ツルをはわすための支柱つき)

小学生6年生の平均身長約150㎝って小学生の身長の三分の一が荷物で占められてるやん!

夏休み前の終業日に、学校においてある書道や美術の道具を持って帰らされ、おまけに朝顔の鉢植えまで持って帰れと言われ、それを持って帰る大変さを伝えたいと思ったのだろうなと思った私は、このように書きました。以下私が書いた記事です。

『腕が』

あんたらランドセルやねんから、両手あいてるやろって事なんだろうけど、ひどすぎる。
ちょっとづつ持って帰らないお前らが悪いって言うんだろうけど、ひどすぎる。

明日から夏休みが始まる7月の終業日の下校が1年で一番つらい。書道セットと画板と絵の具セットを持って帰らないといけないからだ。

まずは画板。

これを手で持ってしまうと終わる。小学生の握力では、親指とその他の指ではさんで持って帰ることはできない。首からぶらさげるようのひもをたすきにかける。細いひもが右の頸動脈を圧迫してタップしそうになるが、これしか方法がない。

次に書道セット。

文鎮とすずりの重さから憎まれ度ナンバーワンだ。選択肢はない。利き腕である右手で持たざるをえない。

必然絵の具セットは左手に持つことになる。書道セットに比べて格段に軽いが、バケツが持ちづらい。絵の具セットに跳ね上げられ、横に飛び出す。支点と作用点がとおくなり重さがます。

なんとか、抱え上げて、先生さようならと教室をでようとすると、

「みんな、朝顔の鉢植えも忘れないでね。研究ノートかけなくなるよ」

と先生が悪魔の言葉を告げる。生徒がいっせいにバルコニーをみる。土がたっぷりはいった植木鉢に1メートルほどの支柱がたっている奴らをみて、男の子はわめき、女の子は崩れ落ちる。1年で一番長い下校は、始まってさえいない。

というのが私が書いた記事。クライアントさんを指導するという目的も入っているので、あらためて読み返すと、少しかっこつけて自分の文章に酔っているきらいはあるが、まあ悪くないです。地の文と言われる説明と、その世界に読者を連れて行くための描写と、臨場感を増すための会話が、適度なバランスで盛り込まれています。

『アディクトマーケティング』はスモールビジネス専門のマーケティングおよびセールスを教えるコンサルティング事業です。究極のスモールは自分の売り込みなので、このようにセルフブランディングをおこないたいと言う人へのコンサルティングもおこなっています。

スモールビジネスにおいてコンテンツマーケティングのスキルは必修です。そのベースとなるのは書く力です。自社ももしくは自身のメディアであるブログやSNSでも書く力は絶対にもとめられます。上手いセンスのある文章はだれもが書けるものではありませんが、読みやすいわかりやすり文章は、書けば必ず上達します。

まずは量を書いてみるって大切だと思いますので、みなさんも是非書きまくってください。

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