マーケティング

ターゲットを広げて失敗するより、絞りに絞って失敗するほうが全然いい。

2016/06/20

中小企業および零細企業のみなさんおよびフリーランスのかたに、そして起業をしようと思っている人や起業したてのかたに、商売において絶対に必要なマーケティングセールスのスキルを身につけていただきたいと本気で思っている。

それがあれば、廃業や倒産をさけられる可能性がぐっとあがるからだ。

なので私は、マーケティングとセールスを、中小零細企業およびフリーランスと起業家に届けたいと思っている。

「どちらかに絞れよ、そして、誰かに絞れよ」

という声が、サーフィン起業で、複数の雑誌社から取材を受け、全国ネットのテレビ朝日にも出演したことがある、趣味起業コンサルタントの河村操氏からいわれそうだ。

趣味起業コンサルタント河村操氏、つまり、私は、サーフィンスクールを会議室でおこなうという起業で一応の結果を残した。結果が残った理由はいくつか考えられるが、その中のひとつで、効果が高いと思われるのは、ターゲットを絞りに絞ったことだろう。

河村操氏は、サーフィンの上達法をブログで書こうと決めたときに、思い切りターゲットを絞った。その様子は、そこまで絞って市場があるのってほどだった。

まずサーファー限定にしたこと。まあ、ここまでは当たり前だよね、サーファー向けの記事を書くのだから。ここまでは普通、でも、そのあとが変わっていた。彼は初級者と上級者をカットした。

理論的には、初級の人にも、上級の人にも役立つ内容なので、みなさんにとしてもよかったのだが、なにより、わたしが一番苦労した、中級から上級への道について語りたく、それが最も役に立つとおもい、中級者に絞った。

ここまででも、すでに相当ターゲットは狭くなっているのだが、彼はそこからさらに絞った。

彼は、中級者の中でも、前足にのりすぎて上達しない人としたのだ。これって非常にユニークだ。というのも、彼は、後ろ足にのりすぎて上達しない中級者を完全に切ったのだ。

それくらい残しといたほうがよかったのではないのか、前足にのりすぎている中級者って、ものすごく狭いよターゲットがとなったのだが、それでも、彼は、絞った。

前足にのりすぎて上達が止まっている中級サーファーに限定したのだ。これはかなり絞った感があるが、彼に迷いはなかった。ただただ、そこにいる、上級の前にある高い壁に行く手を阻まれている前足にのりすぎの中級社だけを救いたかったのだ。

結果、そのブログは爆発的に読まれ、ピーク時は月間12万pvを叩き出すまでになった。絞ったことにより、それを読んでいる人は、俺のことだと、感じてくれたのだ。もしそれを、もうすこし大きな市場に向けて発信したいからと、上達しないサーファーのみなさんへとやっていると、結局誰にも届かず、現在の状況にいたらなかったのではないかと思う。
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まちがいなく、絞った結果が功を奏したと言えるのだが、こんなにすばらしい実例が、しかも自分自身で体験しているにも関わらず、やれマーケティングのほうでは、とんだ醜態をさらしている。

セールスにするのかマーケティングにするのかどっちか決めろよ。

中小零細企業なのか、フリーランスなのか、起業家なのか、はっきりせいよ。

と、趣味起業コンサルタントの河村操氏はきっとあきれている。

でも、ほんと、16年前の俺はよく絞ったなと思う。絞ったほうがいいのわかっているのに、経営コンサルのほうでは、怖くて全然絞れないのだ、知っている、わかっていると、やるというもののあいだに、とてつもない川が流れているんだなと思う。絞り切れないのだ。

さあ、どうする。

絞れ絞れとクライアントに言っているのに、はたして、自分は絞れるのか。ちょっと、絞ることを考えてみることにする。果たして絞れるのか、乞うご期待。

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