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サーフィンが生活の中心にある生活だと気づかなかった、友に指摘されるまでは。今回の2泊3日のサーフトリップについて書いてみた

午前11時。

東急線の駒澤大学から電車にのり青山一丁目の駅で電車を降りた。南青山2丁目で個展を開催している、りょうとその作品たちに会うためだ。土地勘がない私は道行く人に住所を伝える。渋谷方面に戻れという指示。結局一駅分もどった表参道駅下車徒歩1分がそのギャラリーだった。

彼からアートや職業観やビジネスの話を聞くのがとても好きな私は、東京出張のわずかな空き時間を利用して彼に会いにきた。彼はいつものように歓迎ムードで迎えてくれ、旧知の友や知り合いとも再会し、アートについて人生について仕事について語った。

アートというのはどうやら何だっていいという側面とこうあるべきだというのが同居しているようだ、というのが私の判断だ。「いやいや、そうじゃないよ」というりょうの声が聞こえてきそうだが、まあ、その解釈もアートの範疇だとすると、まあそれでいいことになる。

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午後2時。

南青山から駒澤大学駅まで戻って電車から車に乗り換える。東京へはパークアンドライドが費用対効果と時間効率が高い。都の中心部に向かえば向かうほど交通量が増え、駐車場の値段もあがる。24時間最大駐車料金が1000円くらいのところまで近づいて、後は電車で移動する。東京の電車運賃はおどろくほど安いので利用しない手はない。

駒澤大学で車を取り戻した私はお得意様がある埼玉県に向かう。定期訪問でのコンサルティングを90分ほどで終え、そのまま太平洋のほうに向かって移動し始めた。

天気予報および波情報では翌日は波があがりそう。その日の夜には大阪で用事があるので、朝一番波があれば海に入って、そのまま大阪に戻る。一気に静岡県浜松市まで南進西進し、夜に到着。そのまま道の駅に泊まり明朝まで仮眠。海沿いのバイパスを走る中で見た海は静かで、波は大きくない。

明日本当にあがるのかなと不安もあったが、このまま一気に大阪を目指すことも無理っぽかったので、泊まることとした。深夜1時くらいから猛烈な風が吹き始めた。風は吹き続けたので、波はあがると予想したが、その通りとなった。仮眠とはとうてい思えないほどしっかり寝て起きた私は、早速海を目指した。

風は強いままで海は大荒れだった。波のサイズが大きすぎて、結局サーフィンできる場所がなく、そのままゆっくりと大阪を目指した。サーフィンというスポーツは波がなければどうしょうもない。サーフィンに適したという意味では、大きすぎてもだめなのだ。風の向きや、海底の地形にも影響され、すべての条件が整わなければ、いいサーフィンはできない。

自然相手のスポーツは多いが、スポーツ自体がおこなえないというのはあまりないように思う。同じような自然相手のスポーツであるゴルフも天候に影響されやすいが、いけば必ずフィールドはある。サーフィンでは行ったけど波なかったわってことはあるが、ゴルフの12番ホールのグリーンがなかったから2打目を打つことができなかったわってことはない。

スノボでも、雪が全部水にかわって、おぼれてしまったわなんてことはない。スキー場に行けば、まあプレーできる。

自然相手のスポーツをそんなに多く体験していないが、サーフィンほど影響されるのはあまり見たことがない。だから、条件が整った時は嬉しいし、機会が少ないから、はまるのかも知れないと言える。
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夕方に大阪に到着した時点で、今回のサーフトリップは終了となった。アートに触れ、自然が作り出すアートに触れ、多くの人と触れ合う、素敵な旅になった。

りょうと話をしたなかで、こんなことがあった。俺は波に合わせて仕事のスケジュール組んでいるんだよ、自然相手なので、完全に合わせることはできないが、その確率はある程度あげることができる。そういうと、りょうは驚いて、その話ははじめてきいたし、おもしろいねと言ってくれた。

そんなことがあって、今回の記事を書くという運びになった。波のある時期を予想して、それにクライアントさんの訪問と、りょうの展示を絡めた。まあどれも融通がある程度効くってのがあるからだが、今後もできれば、そんな感じで生きて行きたいと思う。もちろん仕事がメインであるのは当たり前の話だが。

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