あなたがモテないのは目の前にいる女性を快適にさせていないから。あなたがゴルフでベストスコアーを出した話なんて誰が聞きたいと思う？
婚活真っ只中の35才婚活男子がいる
(photo by yokota@blog)
最近急に、真剣に婚活を始めたのだが、その様子を伝えようと婚活のブログを始めた(yokota@blog)その彼が、何を思ったか、私にインタビューを申し入れてきた。
内容は『初対面の女子と上手くはなせる方法』について。なんで俺？って思った。彼とは面識があるが実際にはなしたことがあるのは3回ほど。その彼が私に白羽の矢を立てたのだ。なかなかお目が高いねというのはまあ冗談として、彼はなぜ、私に頼もうと思ったのだろうか、考えてみた。
多分あれです。私がベテランのセールスマンだからです。
基本的にクライアントさんは商品を買うときには心地よく買いたい、気分よく買いたい。買うと決めてからも、どうせ買うなら、おお、わかったよ、買ってやるよ、って感じで買いたいのだ。
逆に考えると、気分が悪いだけで、買う気が失せるということもある。みなさんも経験あると思うが、店員の態度がなんだかなあだから、購入に二の足を踏む、もっといい感じの人から買いたいといったこと。
商品を売るためのスキルやテクニックは腐るほどある、セールスマンにとって。ところが、そんなのがいくらよくたって、提案がすばらしく、条件が最高だったとしても、買わない瞬間とかがあるのだ。それが単純に、セールスマンがいい感じかどうかってことがある。
いい感じというのはとても抽象的な表現で、主観的な好みとかが完全に入るので、平均化するのはなかなか難しいが、最低限度の取り組みとして
相手を不快にさせない
努力をする必要がある。それは、見た目であったり、立ち居振る舞いであったり、表情とか、話し方とか。
見た目は、イケメンであれば、それだけで注文がとれたりすることがあるだろうが、世の中の9割以上の男はイケメンではないので、あなたがイケメンでないとするとしてもあきらめることはない。清潔にしているとか、きっちりと服を着ているとか最低限できることをしよう。
人間は人間である前に生物なので、DNAを残すために本能が相手を判断する部分が多い。孔雀など多くのオスがキレイなのは、メスの気を引くためと言われている。一瞬で、アウトにならないためにも、まあ、顔が生理的に無理ってなるとどうしようもないのだが、せめて、キレイな出で立ちで、登場する必要がある。
(photo by Don Burkett)
女性には母性がある。基本的に優しいのだ。だから、もしあなたがイケメンでなくても、タイプでなくても、それなりに、嫌われないように、不快にさせないように努力していれば、女性は、ん〜、全然タイプじゃないけど、まあまあ、許そう、がんばってるもんねと、とりあえず土俵には立たせてくれる。
営業マンの話をしていたのに、途中で女性の話に変わってしまったが、要は同じということ。営業マンも、初対面の女性とデートしようという男も、相手を不快にさせては話にならない。横田くんが、私にオファーをしたのは、そういう点だと思う。
女にもてない奴は営業マンとしても上手くいかないよと言ったような言葉、みなさんも何度か耳にしたことがあるだろう。相手が快適にならないと、その後の進展はない。
相手を快適にさせるのはそう簡単ではないので、いきなりは難しいが、相手を最低限不快にさせないようにすることは努力でできる。まあ、何をやっても駄目ってことは、それでも結構あるが、そんな人は無理とあきらめて、次に行こう。人には好みや相性があるので、そんなものは避けようがない。
あなたが売れないのは、あなたがモテないのは、相手を快適にさせていないからだ。いきなりは、無理なので、まずは不快にさせないようにしよう。それができたら、次はどうやって快適にさせるか。
それに関しては、また書いていくことにする。