セールス

22年間で総額14億円くらい医薬品を売ってきたが、その半分は無理やり売りこんだ。22年売りまくってきて、あらためて思う。無理やり売ることに意味など1ミリもない

2016/06/20

マーケティング&セールス&サーフィンコンサルタントのみさおです。

ムリヤリの売り込みは1ミリ位の意味はあるかもしれないが、ほとんど意味がない。

目の前の売り上げ、ノルマに追い回されると、人は得てしてムリヤリ売ってしまう。そこで、すみません売り上げが足りないんですと懇願するならまだましだ。それを、売れないのを見透かされたら恥ずかしいからという理由で、とりつくろって、セールストークをかけたりするのは絶対にだめだ。

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そのときは、友達だからしかたないなあとなるが、いきたくもないセミナーに、むりやり誘われたら、そりゃもう、次はいかんとこ、いや、近づいたら、また売り込まれるからやめとこってなる。

しかも、売り込まれた感があるものは、これってほんまにええんかという目でみてしまうから、費用に対しての効果を感じづらいというのがある。

だから、絶対に、むりやり売り込んではいけないのだ。22年もむりやり売りまくってきた元敏腕セールスが五感で味わった経験で言っているのだからまちがいない。

セールスをかけるなと言っているのではない

セールスをかけるなと言っているのではないよ。セールスは絶対にいる。ものを販売するために、セールスは絶対にいるのだ。カンチガイしてはいけない。

私がいっているのは押し売りだ。押し売りでないセールスは大歓迎だ。

では、いったい、どうやってセールスを押し売りにしないようにするのか。それは、インバウンドマーケティングだ。

インバウンドと言っても、外国人あいての爆買のことではない。インバウンドというのは、中にという意味がある。インバウンドマーケティングというのは、まず自分のメディアで情報を発信して、興味を持ってもらった人に商品をセールスするというスタイルだ。

セールスをがんがんかけて売っていく従来のスタイルをアウトバウンドマーケティングというが、その真逆にあるということになる。

インバウンドマーケティングが主流に

これからの商売は、インバウンドマーケティングが絶対に相性が良い。

日本は成熟社会にはいり、ものがあふれている。みんな、なんでも持っている。そんな中、こちらから、商品を押し売りしても、いいです、いりませんとなる。

ネット以降情報も増えた。

以前は圧倒的に売り手が有利になっていた情報が、買い手も同じ、もしくはそれ以上に持っている。そんな中で、この薬は画期的ですごいですなんて言っても、フンと鼻で笑われます。セールスは圧倒的に厳しい時代にさしかかっているのです。

コンテンツマーケティング

そこで幅を効かせてくるのが、このコンテンツマーケティングだ。

これは上手く使えば強烈に作用する。御社のオウンドメディアで、お客様の役にたつ情報をながしまくるのである。流して流して流しまくる。そして、あなたのメディアに興味を持ってくださった人にしかけていくのだ。

ただただ、ひたすら、決めたターゲットに対して、有益な情報を提供し続けていく。もちろん、反応はすぐにないかもしれない。このブログはまだ始めたばかりなので、まったく反応がない。

情報自体は無益ではないが、おそらく認知されるには時間がかかるだろう。この記事もおそらく1500文字くらいになると思う。記事を書くのと、キーワードやタイトルを整理して発信するのとで1時間半くらいかかるだろう。

それでも40人にでも読まれれば、御の字だ。わりにあわないマーケティングとも言える。

ブログの最大の強み

それでも、やる理由はある。

ブログの記事は積み重なっていく。それが相互的に作用しseoを高めてくれる。今日は読まれないこの記事も、10年後にまた読まれる可能性はゼロではない。そう思うと壮大ではないか。

ひとりでも読んでくださる人がいるなら、その人にたいして、有益な情報を発信し続けるつもりで丁寧に書く。

コンテンツマーケティングは、とても、まじめで、あたりまえなマーケティング方法だ。しっかり考えて続けていただきたい。それは、きっとあなたのビジネスを助けることになるから。

売らないセールス

時代は確実にそうなった。

興味がある人にだけ、声をかければいい。もちろん、がんがん売ることがあってもいいが、それは、またそれをするタイミングというものがある。

先にも述べたが、今は成熟社会。ものやサービスがあふれかえっている。過去に例をみないくらい、買い手が主導権を握っている。

がんばれ、売り込むな。ひたすら、情報を提供し続けるのだ。お客さんのために。

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