コンテンツマーケティング マーケティング

コンテンツマーケティングにはうかつに手を出してはいけない。

コンテンツマーケティングはすばらしく効果があるマーケティング手法のひとつで、私は好んで使っている。それを始めて、ほぼ9年が経過しようとしている。

コンテンツマーケティングという言葉自体は、アメリカから入ってきてまだそんなに日はたたないが、その方法自体は、決して新しいものではなく、昔からあたりまえのように使われてきた。

私も、とくに広告費に大量の予算をかけられない中小零細から個人事業主に、このマーケティングはとてもいいからやりましょうと促していて、このマーケティングが大好きで大得意なのだ。

なので最近この手法を取り入れているところは当然ながら少なくないが、安易に手をだすべきものではないとも私は思っている。それはなぜか。理由は
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超絶めんどくさい(photo by Johann Ebend)

からだ。基本的にコンテンツを作りまくらないといけない。作りまくるのが大変なら、良質のコンテンツをつくりこまないといけない。数で勝負するにしろ、質の高いものを作るにしろ、その労力たるや、思っているのとやるのとでは大違いである。

セミナーとか本とかで、どうやらいいらしと手を出したものの、あまりの反応の薄さに、みな志半ばで断念し、ネタがなくなり、コンテンツの内容が薄くなり慣れ合いになり、質の低いコンテンツを配信する形になり、結果的に、うちの会社はこの程度しかできませんよと、悪評を集めるようなかたちになってしまう。

悪評を広めるくらいなら、いっそ辞めたほうがいいとなってくる。作ってすぐ効果がある場合もあるが、そんなものは少数で、結局は、かなりの長い間、低空飛行でコンテンツを作り続けるということをするはめになる。

まあこれは相当キツイ。書いても書いても反応がない。誰がみてくれるともわからない、これって本当に意味があるのってなるのだ。だから、私もクライアントさんにはなすときは、これってものすごくいいけど、ほとんどの人が続きませんよ。それでもという覚悟があるのなら、やってくださいと付け加えることにしている。

そりゃもう、書けども書けども、反応がまったく起こらないなんてことが普通に何ヶ月も続きますからね、これは相当な集中力と根気力がないと続かないのだ。

だから、私は書くのだ、うかつに手を出すな、やるからには、最低1年は続けるぞというくらいの覚悟でのぞんでいただきたいのだ。

私にとってこのコンテンツマーケティングは生命線で、これがなければとっくの昔に潰れている。なので、今後も絶対に辞めるわけにはいかないのだが、実際にやるのは思っている以上に大変なので、ほんと覚悟を決めて取り組んでいただきたいと思う。

もし覚悟を決めて、やりはじめ、それを1年もし続けられたら、それは、ものすごい財産になる。実際それによって物が売れたかどうかにかかわらずだ。

そうかんがえると、間接的な意味で資金があるていど潤沢でないと厳しいかも知れないね。結果がでない1年間の運転資金がいるからね。その点お金がある大企業なら1年位は耐えられるでしょう。そういう意味においては、大企業向きとも言えるかもしれない。

いずれにせよ、覚悟してください。やって欲しいけど、よく考えてって感じです。まあ、私はやり続けますけどね。

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