スモールビジネス マーケティング

今は書けないと優位に物事を運べない時代であるということを前回書いたが、その前にやっておかないといけないことのひとつは知識の蓄積。敬遠する人が多いが、とんでもない。

2015/12/25

以前から必要だった書く力。ネット以降さらに重要度を増したというのはこの記事↓で書いた。

ネット以降、書く力がますます求められている。もしあなたが、自分を含めたなにかを売りたいなら、まずは書く力をつけるべき

まだお読みでない方はぜひお読みください。この考え方は私の頭のど真ん中にある考え方なのだが、実はその前にやっていただきたいことがある。それは大量のインプットだ。知識のインプットをまずおこなっていただきたいのだ。

知識を入れるというと頭でっかちになる口先ばかりの人間になるのを想像してか、拒否反応を起こす人が多いがそれは間違っている。例えば今お読みくださっているこのブログの記事は脳の中に日本語の知識がインプットされているから読めているのだ。小学校低学年がこの記事を読んでも理解できないのは知識がないからだ。日本語の知識はもちろんのこと、すでに出てきた色々な知識。

例えば、記事の中で色が変わっている部分をクリックすれば、リンク先の記事を読むという知識がなければ、前回の記事を読んでくれといっても読むことができない(もっとも、今の小学生はそれくらい普通にやるだろうが)

ネット以降という俗語みたいな言葉の意味もわからなければちんぷんかんぷんである。この記事は、自覚をしていないものの相当数の知識がないと読むことができないのだ。ブルースリーがDon't think, feel. と言っていたが、感じるのは大量に積み重ねられた潜在意識の中にある我々が意識できない膨大な知識や経験に考えると感じることができないスピードでアクセスした結果だ(科学的根拠はないが、何となくそんなことをしているのではという主観。正しいかどうかはあまり関係がない)

パンチを出すときに首筋の筋肉が、腕が動く前に反応するというのを、経験から、自らも意識しないまま潜在意識に経験として積み重ねられそれが知識となり、自分が意識しないくてもそれに反応できるように身体がなっているのだ。多分そんな感じだ。

サーフィンをしていて、あまり上手くないサーファーが波にのってきたのをみると、考えるまもなく、欠点がいくつかみつかり、その改善方法と、そのプログラムが頭にイメージとして浮かび、彼は何をすべきかというのが一瞬で思いつくのは、15年以上に渡って、上手いサーファーや下手なサーファーを朝から晩まで見て、下手な人が上手くなるにはどうすればいいかを研究分析してきた結果だ。
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研究を始めたときは、上手いか下手かくらいの判断しかできなかったが、今では、サーフボードの上に立ち上がった瞬間、何が悪いかわかるようになった。これは知識の積み重ねによるものに他ならない。

ブルースリーや私のように、またビジネスシーンにおけるホリエモンのようになるには、圧倒的に知識を入れる必要がある。それは体験をともなう経験でもいいし、信用のおけるネット上の情報や本などでもいい。知識を入れるのはなにも、雑学博士やクイズ王や物知りになるためだけではないのだ。ただしい判断を、最適解を出すために知識が必要だと心得るべきだ。

もちろんそれはそのまま効率をよくするということにもなる。単純な例だが、この記事の中に出てくる単語の意味を全部知っていれば辞書を引くことなく読むことができるが、『主観』とか『潜在意識』や『自覚』という単語の意味がわからなければ、いちいち辞書を引いたり、ググったりする必要が出てきて、必然スピードは落ち効率が悪くなる。

知識の記憶は絶対にコンピューターに勝てない。調べれば何でもわかるから記憶する必要がないとする論があるが、それは絶対に違うと思う。脳に圧倒的な知識がある人とそうでない人は効率という面においてだけで言っても優位性はあきれるほどちがってくる。さらに知識は経験や体験から作られた感性と相互作用をおこして、おどろくほどのアウトプットを産み出したりもする。感性が脳にあるのに知識がネット上にしかないため、化学反応がおきないなんてもったいないことも起こってしまう。

感性の話が出たが、その知識に感性を組み合わせることによって、とんでもない独自性が生まれたりするが、その感性をやしなう話は、また次回書くことにする。もしこの理論に賛同してくださるなら、次回の記事がでてくるまでに知識を増やせるだけ増やして欲しい。そのためにできることは腐るほどあるのだから。

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