コンテンツマーケティング セールス マーケティング

知らんがな、俺がマーケターかどうかなんて。MBA持ってる人だけがマーケターか。10年も前から、すきあらばブログ書いて情報を提供してきてんねん。それがマーケティングじゃなければなんだ。

7年間は仕事が終わってから3時間位記事の作成に精を出し、仕事を辞めてからは、朝から晩まで8000字の文字を書いてきた。それらをコンテンツとしてネットを通して世の中に放出してきた。

マーケティングリサーチして、4C分析して、セグメント化してターゲティングしてポジショニングして、そこをめがけてコンテンツマーケティングをしかけてきた。10年前に始めたのだが、そのころはそんな言葉知らない。言葉を知ったのは最近だ。

やってきたことを言語化したらマーケティング用語に当てはまったという感じだ。難しい言葉で煙に巻くマーケターは多い。それはそれで全然かまわない、好きなようにやっていただければいいのだが、言葉を知らないからと言って、マーケティングを実践してきたマーケターをバカにすることは許さない。
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photo by Saurabh Vyas
「セグメント化せずにターゲティングしたんですか?」
「ん?前足に乗りすぎてる中級者やで」

大手企業に勤めるマーケターで会社の金でMBAとったやつと俺との会話だ。実際にセグメント化してターゲティングしたんですかって言ったかどうか記憶はあいまいだが、なんかそんなようなことを言った。俺が趣味ではじめた無料のサーフィンスクールをweb上で展開しているという話を聞いてマーケターはそういいよった。

俺はそのころ、現役バリバリの営業マンで、マーケティングで商品売れるんやったらセールスいらんわ、と豪語していて、会社のマーケティング部といつも戦っていた。そうマーケターが嫌いだったのだ。マーケターはマーケターで、そのとおりだよ、無能なセールスを一掃するために、俺たちは、マーケティングをかけてるのだからね、あなたがおっしゃっているマーケティングで商品売れるんやったらセールスいらんわ、というのには大いに賛同するね、といけすかないのだ。

まあ、そんな風にマーケターとマーケティングを徹底的に嫌っていたセールスマンの俺も、副業っぽく始めることになったサーフィンスクールをwebで展開するにあたり、必然的に知らないうちに、マーケティングを駆使することとなったのだ。サーファーを初心者、初級者、中級者、上級者とセグメント化して、さらにロングボード、ショートボード、ファンボードにもわけ、マトリクスでターゲティングをかけ、ターゲットをショートボードの中級者と決めて、そこに仕掛けていったのだ。
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結果的にスクールをウェブ上と会議室でおこなうことになり、それは完全なブルーオーシャンで競合がほぼゼロという場所だった。それが功を奏して、結果独立ということになったのだが、大嫌いだったマーケティングを使っていなければ、今の俺はないといえるので、マーケティングは必要だなと今思っている。

あと、マーケティング用語なのだが、マーケティングのマの字も知らない時は、マーケターの口撃に辟易としたのだが、あらためて考えてみると、やはり用語は知っていたほうが絶対に便利だ。もし用語を知っていれば、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングをかけてというのを「とりあえず早急にSTPかけて」とか言えば、伝達が1秒ですむ。

STPとはそれぞれの頭文字をとったものでマーケティングの神様コトラーが開発したマーケティングシステムだ。これを10年前の俺に説明しようとしたら、セグメンテーションとは何かってことから説明しないといけない。考えただけでゾッとするし、時間の無駄だ。

いずれにせよ、モノやサービスを売るためにはマーケティングとセールスの両方がいる。もはやそれぞれが単独で成り立つ構図ではなくなってきたと私は思っているので、マーケティングとセールス両方学ぶ必要がある。セールスはまずマーケティング用語を覚えるということから入っても良いかもしれない。

もちろん、俺がやったように実践しまくって、あとで言語化する方法もありだ。共通言語の習得は時間を節約するという意味において非常に効率がよい。最低限の用語は知っておいて損はない。

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